「転勤」に悩まされている社会人の方は非常に多いです。個人的には転勤にはデメリットが多く、「絶対転勤はしたくない。」と感じますね。しかし会社に勤めていれば、命令される事もあるし断ることもできない・・・そんな場合は「転勤の少ない会社」を選ぶ事が大切です。
1,転勤はデメリットがたくさん
「絶対転勤なんてしたくない!」
私は転勤には絶対反対派です。人によって転勤でメリットを感じる人もいるかもしれませんが、個人的にはデメリットが多く、私生活にも大きな影響を及ぼすので、基本的に転勤には断固反対です。
国内への転勤ならまだしも海外転勤なんてことになったら、家族にもろくに会えないし毎日寂しい思いをするだけです。家族を連れて転勤することも可能ですが、その場合もたくさんのデメリットが存在します。
会社の都合で人生を左右されるのは、気分が良くないですよね・・
デメリット1:家族への負担が大きい
家族で転勤することになれば、当然子供は今通っている学校から新しい学校へと「転校」しなくてはなりません。
せっかく友達ができても離れ離れになってしまい、友達が全くいない学校で1からのスタートとなります。これは子供にとっては相当のストレスとなります。
奥さんへも大きな負担が掛かりますよね。例えば地元であれば近くに「親」が住んでおり、「育児」や困った事がある時は何かと助けてもらえます。
転勤して知り合いのいない土地へ行けば、助けてくれる人は誰もいなく自分たちで切り抜けていくしかなくなります。
奥さんの仕事の問題などもあるので、パートナーにはかなり負担をかけることになります。人によっては奥さんの仕事が辞められず、単身赴任で転勤をしているケースもあります。
デメリット2:面倒な手続きが多い!
転勤になれば、様々な手続きを自分で行う必要があります。会社に聞けば教えてくれますが、基本的には時間の合い間を見て自分たちで「住民票の移動」や「引越し」などを行わなくてはいけません。
その期間休みを貰えるわけではないので、体も心も疲弊することは間違いないです。
他にもデメリットがいっぱい!
転勤でのデメリットはまだまだあります。まず転勤が多い会社ですと、いつ転勤の命令が来るか分からないのでマイホームを買う事が出来ません。
海外への転勤であれば、「言葉の壁」が発生しますし、いくら給料のためとはいえ体を壊してもおかしくない状況に置かれることになります。
さらに転勤が行われる会社では、大抵は一度じゃ済みません。一度転勤命令が出れば、その後数年すれば新しい場所へ配属されることがほとんど。数年で5回、10回と転勤されられる人も多くいらっしゃいます。
転勤することで生じるメリットってあるの?
転勤に対してはネガティブな意見が多いですが、一応メリットも存在します。
例えば「出世」ですね。転勤を命じられるという事は、それなりに大切なポジションを任せられているという事になります。
同じ部署で一緒な仕事を繰り返す社員に比べても、出世や昇給のスピードは格段に早まります。
他にも「転勤で嫌な人間関係から開放された!」「県外で住めるので嬉しい!」「色々な人に出会えるので楽しい!」というような、転勤に対してポジティブに捉える意見もあります。
2,私の知人の体験談
私の近い知人でも二人ほど転勤している人がいらっしゃいます。その二人が転勤を通して感じている事を簡単にまとめておきます。
私はIT関連の会社で働いています。元々は地方に住んでいたのですが、本社が東京にあり転勤の命令が出て気付けば東京で8年間働いています。私には妻と子供3人がおり、単身赴任で東京に住んでいます。
東京では一人暮らしのようなものなので、「楽」という気持ちもありますが、やはり「寂しい」という気持ちの方が大きいですね。
夜中まで仕事をしてマンションに帰ると真っ暗で誰もいない・・・
たまに無償に寂しくなり、夜中でも妻に電話をかけてしまう事があります。毎週土日には片道3時間半かけて地元に帰りますが、かなり疲れるしお金も掛かるので、できれば早く地元に戻りたいですね。
僕は大手建設会社に勤めており、これまでに5回転勤を繰り返してきました。建設関係の仕事をしていると、現場が変わる度に転勤を命じられることがあるんですよね。
ちなみに結婚はしておらず独身です。「東京」「大阪」など都心への転勤であれば、夜飲みに行ったりできるのですが、転勤先は地方が多く毎日がつまらないです。
仕事が終ったら寮に帰り、テレビを見て寝るだけ。今は一人暮らしなのでまだいいですが、同じ現場の知らないオジサンたちと同居していたこともあります。
さすがにその時は何度も「仕事を辞めよう。」と考えましたが、何だかんだで辞められず現在も働いています。転勤ばかりだと女性との出会いもないし、このまま結婚できなさそうで怖いです。
3,転勤のない仕事、業界、会社の探し方
会社から転勤の命令が出れば、特別な理由がない限り断れません。会社側も仕事なので「可愛そうだから」という理由で転勤を諦めてくれる事はないです。
転勤がある会社である以上、いつ命令されるかは分からないし支持されれば転勤が決定されます。転勤しないためには、「転勤のない会社選び」をしなくてはいけません。
「転勤の多い仕事」「転勤が少ない仕事」「転勤がない業種」などを見抜き、仕事を決める必要があります。
規模が小さい、支店や店舗数が少ない会社を選ぶ
会社が”本社のみ”の比較的小さな中小企業であれば、異動する場所もないので転勤の心配はありません。「業務拡大により支社を作り、転勤者が出る」ということも考えられなくはないですが、可能性はほとんどないでしょう。
逆に大企業で国内外にたくさんの支社を抱えていると、転勤に配属される可能性も高いので注意が必要です。
最近では中小企業でも、支店を持つ事が増えてきたので、「支店の数」「店舗数」が多い会社は避けるべきです。小さい会社で支店や店舗数が多いと、人が少ない分、大企業よりも転勤に配属される可能性が高くなります。
そもそも転勤が少ない業種を選ぶ
「転勤が多い仕事」と「転勤が少ない仕事」というのは存在します。これらをしっかり見分けることで、転勤へ配属される確率を最小限に食い止めることが可能です。
これから転職、就職を考えているのであれば、こういったポイントを踏まえて職種・業界を探せるといいですね。
転職エージェントで”転勤なし”を選ぶ
転職エージェントというインターネットのサービスを使えば、「転勤なし」の仕事をピンポイントで探せます。このサービスを使えばわざわざ下調べをしなくても、すぐに異動のない仕事が見つかるのでオススメです。
こちらにつきましては、後程オススメの転職サイトをご紹介するので、そちらからチェックしてください。
4,転勤のない仕事・転勤の多い仕事には何がある?
転勤が多い仕事
・建設会社
先ほどの「体験談」でもありましたが、「建設会社」は転勤が多い仕事です。特に大手であればあるほど、県外の大きな仕事も多く現場が変わる度に「転勤」を命じられます。
会社によっては半年~1年で現場が変わり、転々と異動ばかり繰り返す会社員の方もいらっしゃいます。この場合は家族を連れて行くのも難しく、「単身赴任」という形で転勤をすることになります。
・総合病院の医師
総合病院で働く医師は、転勤が多い仕事に属します。医師は勉強や経験を積むために、色々な病院に転勤されます。
近場の病院や大学院、県外に転勤で回される事もあるでしょう。ただし小さい町の病院であれば、転勤する心配はありません。
・商社
商社は転勤が多い業界です。県外であればまだ良いのですが、中には海外に転勤されている事例も多くあります。
家族と離れるのが嫌な場合は、商社の仕事はオススメしません。給料は他の仕事に比べて高いですが、転勤や出張が非常に多い業界です。
・銀行員
銀行員は「不正」や「癒着防止」のために、一箇所では長く勤められません。地方銀行であれば別ですが、県外に支社を構えるような場所ですと、異動や転勤があります。
銀行員の場合、3年に一度くらいを目安に転勤を行わせる事が多いです。
・国家公務員
国家公務員も転勤が多い職業と言われています。「国税職員」や「労働基準監督官」などは癒着を防ぐために、同じ勤務場所では長く働かせてもらえません。
地方公務員であっても、「警察官」などは転勤が多いと言われていますね。
・大企業
国内外に支社を多く構える「大企業」は、転勤に配属されることが多いです。会社によっては地方で独立しており、転勤がないこともありますが、大抵は繋がっており本社や海外の支社に配属されることがあります。
・営業
営業は転勤が多い業種です。全国に営業所があるような会社であれば、転勤によって営業力の配分をすることになります。
・中間管理職、店長、リーダーなど
リーダーや店長など役職があると、転勤に配属されるケースが多いです。社内で人をまとめる立場ですと、やはりどこかの営業所やお店を任せられる立場になります。
平社員に比べ、新しい営業所やお店を取り仕切るために、県外に配属される可能性が高くなります。
転勤のない仕事
・中小企業
地方の中小企業であれば、転勤はほとんどないでしょう。本社のみの会社であれば、そもそも転勤する場所がないし同じ職場でずっと働けますね。
・地方公務員
国家公務員と違い、地方公務員は転勤がないです。市役所や役場で働いていれば、転勤に怯える心配はほとんどなくなりますね。
・工場、製造業
町の工場や製造業では転勤がほとんどありません。中小企業であれば、基本的に工場は1つだけですので、そもそも転勤する場所がありません。
反対に「パナソニック」「ソニー」など大企業ですと、工場職でも転勤に配属される事が多いです。やはり全国に工場を持っているので、その分転勤に配属され易くなります。
・インフラ系
「電気会社」「ガス会社」などのインフラ事業は転勤が少ないです。ただし「関西電力」など大手ですと、関西の中での転勤はあり得ます
・経理や事務
会社の経理はほとんど転勤がないですね。大抵勤めている場所の経理を任されるので、わざわざ県外に異動させる必要がありません。
経理や事務などの内勤は、お客さんとの接点がありません。ですので働く場所に制限が無く、本社でも支店でも、元々働いている場所で経理を行えば良いだけです。
・ネット関連の仕事
インターネットを使った仕事は、基本的にどこにいても行えます。ですのでわざわざ転勤させる必要もなく、同じ職場でずっと働ける傾向があります。ただし昇進などにより、「社員の育成」などを任せれられるようになると、別の支社へ転勤させられることがあります。
会社の規模で選ぼう!
転勤が少ない仕事も存在しますが、基本的には「会社の規模」に左右されます。どんな仕事であっても、海外に支社を持っていれば、誰かが行かなくてはならないこともありますよね。
ですので業種や仕事で選ぶのではなく、「支社を多く持たない会社」を選ぶ事が大切です。
5,今の仕事が嫌なら転職を考える
現在転勤を繰り返している方や、転勤配属が決まった方、色々な人がいらっしゃいますが、転勤が辛いと感じるならすぐにでも転職するべきです。
我慢できる範囲であればいいですが、毎日悩むくらいでしたら、転勤のない仕事に就くことでストレスから一気に開放されます。
家族がいる場合、転職活動で「無職」になる不安があり、転職できないことがほとんどです。転職でのリスクをなくしたい場合は、転職エージェントを使ってください。
転職エージェントならリスクがない
転職エージェントを利用すれば、現在の仕事を続けながら転職活動を行えます。暇な時に転職情報をチェックしてもいいし、転職エージェント側に自分に合った仕事を探してもらう事も可能です。
今の仕事より条件のいい仕事を見つけてから転職すればいいので、「リスク」はほとんどないですよね。
さらに転職エージェントでは、「転勤のない仕事」をピンポイントで探す事が可能。求人情報の条件検索をすれば、「転勤の無い仕事」というチェック項目があります。
そこにチェックして求人を探すだけで、転勤の無い仕事のみの求人を探せます。
続いては私がオススメする、大手の転職エージェント3社をご紹介します。
オススメの転職エージェント1:最大手のリクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも規模が大きく求人数が多いことで有名です。10万件以上の求人を抱えており、様々な就職先が豊富に揃えられています。
サポート体制もしっかりしており、転職するなら必ず登録しておきたいサイトです。全体の90%が非公開の求人情報なので、他では見つからない求人が探せます。
土日の面談も行っているため、仕事で忙しく転職活動が出来ない方にもオススメです。
リクルートエージェントでは、無料登録を行えばどういった仕事があるのか確認できます。
オススメの転職エージェント2:独自のサービスを提供するDODA(デューダ)
続いてご紹介するサービスはDODA(デューダ)です。DODAはリクルートエージェントに次いで、求人数が多くオススメの転職サービスです。
独自のコンテンツやサービスを用意しており、転職の際には役に立つツールが揃っています。
例えば「人気企業ランキング」「履歴書講座・職務経歴書講座」「応募書類の提出マナー」「面接悩み相談室」などのコンテンツや、「キャリアタイプ診断」「適性年収査定」「職務経歴書の作成サポート」といったツールなど。
無料登録するだけで、こういったサービスを全て使えるようになります。
サポートに定評のあるパソナキャリア
パソナキャリアは、丁寧なサポートをしてくれるので、転職初心者の方にもオススメです。
細かい部分までしっかり教えてくれて、転職活動を全面的にバックアップしてくれます。転職に不慣れな方でも、パソナキャリアを使えば、自分にあった営業の仕事をすぐに見つけられるはずです。
これまでの転職支援実績は25万人、取引をした企業数は16,000社以上にも及びます。実績のあるエージェントなので、安心して任せられます。
6,まとめ
以上です。今回は、「絶対転勤したくない」と感じる理由や、「転勤が多い仕事」「転勤のない仕事」についてご説明しました。
転勤に大きなデメリットを感じているなら、何度もいいますが、すぐにでも転職エージェントを使ってみてください。転勤がない仕事なんていっぱいあるし、今の仕事を続ける必要性が無いことに気付きます。
転職経験が無い人ですと、不安が多く一歩を踏み切れない人が多いです。しかしそのせいで人生を無駄にして、「家族と過ごせない」「家族に大変な思いをさせてしまっている」といった、辛い悩みを抱え続けることになります。
転勤がある会社にいると、何度も転勤を繰り返す恐れがあります。やっと今の場所に慣れても、また転勤、なんてことも十分あり得ますからね。
今の時代1つの会社に依存する必要はないので、いい転職先があったらすぐにでも転職することをオススメします。