苦手な上司にあたってしまうと仕事が本当に苦痛になります。毎日嫌味を言われて、いつ仕事を転職しようかと悩んでいる・・・こんなサラリーマンは大勢いるはずです。今回は転職する前に一度考えて欲しい、苦手な上司と上手に接する方法についてまとめてみたいと思います。
目次
1,尊敬できる所を探してみる
2,言葉で感謝の気持ちを伝える
3,自分の考えを言ってみよう
4,旅行に言ったらお土産を買ってみる
5,自分ではなく上司に手柄を渡す
6,上司はそういうものと割り切る
7,お酒を一緒に飲んでみる
8,上司側に立つよう心がける
9,生理的に無理であれば距離をとって接する
10,自分の成長に繋げる
11,仕事場の異動を申し出る
12,転職を考えてみる
13,転職エージェントで転職する
14,まとめ
「生理的に上司が受け付けない・・・。」
「怒りっぽいから上司が嫌いだ。」
「嫌味っぽいから苦手。」
上司に苦手意識を感じる理由は人それぞれ違います。でも一つ言える事は「どこの上司だってそういうもの。」だと言う事。
優しくて相性が良い、一緒にいてストレスを感じない上司なんて、世の中に本の一部しかいません。そんな人に出会える人はよっぽど運の良い人だけです。
世の中にいるほとんどの上司が、付き合いづらく面倒くさい存在です。
ですので上司が苦手だからとすぐに「転職」を考えるのではなく、まずは上手な付き合い方をマスターすべきです。
そうすることで上司と上手く付き合えるようになり、必要以上にストレスを感じなくて済みます!
それではさっそく、苦手な上司との接し方を見ていきましょう!
1,尊敬できる所を探してみる
「もう無理!あんな上司の下では働けない!」
このように感じているならば、上司に対しての見方を変える必要があります。上司の嫌な部分ばかり見ていても、もっと嫌いになるだけだし居心地はどんどん悪くなる一方です。
そんな時は上司の「尊敬できる面」に注目してみましょう。
性格は悪いが仕事はできる
よく上司にいるのが、部下に対して性格が物凄く悪いけど、仕事はできるといった人です。仕事ができるせいで部下を下に見てしまう傾向があり、結果的に性格に難が出てしまいます。
考えてみて下さい。一番仕事ができると、どうしても人に頼られるしストレスがたまるものです。自分より仕事ができない人に対しては、「もっと考えろよ!」とイライラをぶつけてしまうし、優しくしてあげる余裕は生まれません。
尊敬することで苦手を克服できる
「尊敬」という感情を抱くと、それだけで相手を敬うようになります。嫌いな上司であったとしても、相手の長所を1つだけでもいいので探して尊敬してみましょう。
「性格は悪いけど、こんなに仕事できるんだな。自分も同じくらい仕事ができるように頑張ろう!」
尊敬することで上司に対しての苦手意識は克服されることがあります。相手のためではなく自分のために、相手の長所を探してみましょう。
2,言葉で感謝の気持ちを伝える
職場で上司との関係性が悪い場合の原因は、お互いに相手のことを理解していないことが多いです。
お互いに嫌いあっていると勘違いしてしまい、それがさらに溝を深めて関係性を悪化させてしまいます。そのような時はこちらから感謝の気持ちや、尊敬などを言葉で表してやると改善する場合があります。
部下「今日は仕事の確認してもらってありがとうございます。やっぱり○○○さん(上司の名前)は仕事が早いですね!」
こういった言葉をかけられると、どんな上司であっても気分はよくなるものです。「こんなこと考えていたのか。」「こいつはいい奴だな。」などと部下に対する見方も変わってくるので、積極的に褒め言葉や感謝の気持ちを伝えてみましょう。
3,自分の考えを言ってみよう
上司が部下に苛立ちを覚える原因を知ることが、関係性をよくする対策に繋がります。
上司は仕事ができない部下のことが嫌いです。これはほとんどの場合自分で解決しようとしない姿勢に苛立っていることが多いです。
何かある度に上司に任せていませんか?
自分の仕事内容を振り返ってみて下さい。
問題が起きた時や、困った時にすべて上司に仕事を任せていませんか?会社に入ったばかりならしょうがないですが、数年経っても同じ状態であれば上司が苛立つのも無理はありません。
上司に相談するにしても、「不具合が起きたので、プランBに変更して対応してみようと思うのですが問題ありませんか?」このように「相談+自分の意見を言う」といった形で報告をして下さい。
そうすれば仕事について考えていることが分かるし、上司は部下に腹をたてたりしません。
また、自分の意見を言うときは、事実と感情・考えを区別することも重要です。「○○と言う事実があって、だから自分はこう考える」などのように、実際に起きたことと自分の考えることの違いを明確にして伝えることで、上司も適切な判断をしやすくなります。
参考:コミュトレ
優秀でありたい人ほど、コミュニケーション能力にこだわる理由
4,旅行に言ったらお土産を買ってみる
小さなことですが、上司に単独でお土産を買うことはとても有効的です。お土産をもらえば上司も「自分のためにわざわざ申し訳ないな。」という感情が働き、部下に強く当たれなくなります。
「媚を売る」というと聞こえが悪いですが、こういった上手な付き合い方は社会では必要な力となります。ただ仕事ができても人付き合いがヘタであれば、出世する事ができないしいつまで経っても平社員のままです。
上司との上手な付き合い方を学んで、まずは上司に好かれることに力を入れましょう。
5,自分ではなく上司に手柄を渡す
出世を考えている場合、何か仕事で成功したらそれを自分の手柄にして周りにアピールしますよね?しかしそれでは上司を敵に回すだけだし、出世には効果的とは言えません。
上司を立てることが大切
手柄は自分のものにするのではなく、上司のものにするのがオススメです。上司は手柄をもらえば気分がよくなるし、部下のことを評価します。
これによって上司には好かれるし、上司からの評価も上がります。一見すると手柄を渡すことは不利益に感じますが、実は「上司の評価」と「上司に好かれる」といった二つのメリットが得られます。
何か成果をあげたなら、「○○○さんがサポートしてくれたからです。」「○○○さんの教えがよかったからです。」などと上司を立ててみて下さい。
6,上司はそういうものと割り切る
一般的な仕事上の上司であれば、厳しいしキツイことも言われるものです。「自分だけがそう」と考えずに、「上司とはそういうもの。」と割り切ってしまう方が楽になります。
無理に接し方を考えるのではなく、今まで通りの接し方で「考え方」を変えてみましょう。
考え方次第で楽になる
「あの人が嫌い、あの人と一緒に居るのが苦痛だ。」
このように考えていると、だんだんイライラしてくるし上司と接する度に気分が悪くなってしまいます。そうではなく、「上司とはこういうもの、部下に不条理に怒るのが当たり前。」と考えられるようにすれば、そこまで悩むこともなくなります。
”接し方”ではなく、”考え方”を改めてみるのも改善の方法の1つです。
7,お酒を一緒に飲んでみる
会社では”上司と部下”という関係性でも、お酒の席では距離感がグッと近づきます。自分の思っていることやプライベートを話すことができるし、聞くこともできます。
それまで会話がなく上司との関係性が悪かったとしても、「お酒の席で一緒になってから、二人で飲みにいくほど仲良くなった!」
こういった事例も聞いたことがあります。
一歩踏み込んでみよう
嫌いな上司とお酒を飲むなんて、できれば避けたいですよね。しかしそれでは何も変わりません。相手の懐に一歩踏み込むことで、お互いのことを知って関係を改善してください。
上司も一緒に飲んでくれる部下ができたら、間違い無く可愛がってくれるし出世にも近づくことができます。
8,上司側に立つよう心がける
常に上司の側にいる平社員の人は、上司に好かれやすいです。あえて同じ平社員と一緒に行動するのではなく、上司と行動するように心がけている人ですね。
・課長といつも一緒に居る平社員
・平社員で固まっている人たち
同じ平社員であっても、管理職や上司側と一緒に行動をしていると、上の人から好かれるし出世にも近づけます。
同僚でなく上司の評価を最優先する
上司の側にいると、周りの同僚からはもちろん冷めた目で見られます。しかしそういった人だけが上司との関係を円滑に進められるし、上にいくこともできます。
平社員同士で固まっている人たちは、いつまで経っても何も変わりません。そういった人たちは管理職の人から嫌われるし、仲良くなることもできません。
同僚の目ではなく上司と親密になるために、常に上司側に立つよう心がけてみましょう。
9,生理的に無理であれば距離をとって接する
「上司との接し方云々ではなく、もう会話することすら辛い!」
このように感じているのであれば、できるだけ距離をとって行動するしかありません。無駄な会話をせずに最低限の仕事の話をして切り上げましょう。
感情を出さずに接する
喜怒哀楽を出した接し方は、上司との距離を近づける原因にもなります。生理的に無理な上司であれば、たんたんと感情を出さずに接するのがおすすめ。
仕事の会話を敬語で話し、それ以上のことは話さないでおきましょう。
出世はない
このような接し方をしていれば、上司との時間を極力減らすことができます。しかし上司に好かれることはなく、溝は深まる一方なので出世などは期待できません。
「とりあえず今の職場でこのまま平穏に働きたい。」
このような考えであれば、上司と距離をとって働いてもいいと思います。しかし給料アップや出世などを考えているのであれば、このような接し方は辞めるべきだといえます。
新しい職場への転職を探した方が、幸せになれるかもしれません。
10,自分の成長に繋げる
嫌な上司と接するのは、苦痛以外何もありません。しかしそれを自分の成長へと結びつけることもできます。
「自分が上司になったらこんな言い方は絶対にしないでおこう。」
こういった自分が感じた嫌なことを、自分の成長に役立てるようにしましょう。そうすることで自分が同じ立場になった時に、嫌な上司にならずに済みます。
11,仕事場の異動を申し出る
どうしても上司と一緒に仕事をすることが苦痛であれば、社内での異動を申し出るのも1つの対策です。大きい会社であれば相談する場所があったりもするので、そういった場所で話を聞いてもらいましょう。
「正当な評価を受けられない。」
「パワハラにあっている。」
などのように話をしてみると、内容によっては異動させてくれるかもしれません。ただし「面倒な人間」といったレッテルを社内で貼られる可能性もあるし、上司に異動を申し出ていることがバレる可能性もあるので慎重に行ってください。
12,転職を考えてみる
もし何をしても解決しないし、仕事場でストレスがたまる一方な場合は「転職」も視野に入れてみましょう。
「転職」と聞くと面倒で大変に聞こえますよね。
しかし、「やめてよかった」「なぜもっと早くに転職しなかったのだろう」このような声も実は多いです。
転職するなら自分に合った仕事を見つける
仕事が上手くいかないのは、根本的にはその仕事が好きでない可能性が高いです。好きな仕事であれば頑張れるし、努力しようと考えます。
あまり意欲のわかない仕事であれば、小さなことでも辛く感じてしまうし、前向きに仕事に臨めなくなります。
13,転職エージェントで転職する
転職エージェントには色々なサービスがありますが、個人的にオススメなのは大手を選ぶこと。大手であれば色々な企業とのコネクションがあるので、求人数が多いし転職しやすいです。
私がオススメしたい転職エージェントは、下記の3社です。
おすすめ転職エージェント1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、100,000件以上の求人があると言われている転職エージェント。求人数がとにかく多く、担当者の当たり外れが少なく質が高いことも有名です。
転職に関するサポートも受けられますので、転職に不安を抱える人でも、安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントは大手企業のリクルートが運営している事もあり、様々な業種にコネクションを持っていることでも有名。他のエージェントでは取り扱っていない求人もありますので、是非無料登録を行い活用しましょう。
20年以上にわたって転職活動を支援しており、一人ひとりに合わせた転職のサポートを行ってくれます。
おすすめ転職エージェント2:DODA(デューダ)
DODA(デューダ)は、業界でもシェア率が高い転職エージェント。こちらも全国展開しており、首都圏や地方の求人も豊富なので安心して転職活動が行えます。
リクルートエージェントと同等の求人数を誇っており、どのような職種にも強い転職エージェントです。
DODAは転職サポートにも定評があり、親切で親身に対応してくれるという口コミが多いです。丁寧なカウンセリングや転職者に合わせたサポート体制は、強い味方となり転職にも有利に働きます。
サポートが充実しているため、始めての転職エージェントの利用でもオススメできます。もちろん登録は無料で行えます。
14,まとめ
以上です。今回は、苦手な上司との接し方や付き合い方についてご説明しました。転職する前にまずは、改善することができるか様々な対策を練ってみましょう。
それでもダメなら、転職であったり社内異動など上司から離れることを考えてみて下さい。転職してよかったと感じている人は意外と多いです。
ストレスで体に負担が掛かったり、どうしても今の上司と噛み合わないのであれば、早めに自分に合った仕事を探した方がいいですね。