見た目が華やかでオシャレな職業として人気の美容師。しかしいざ就職してみると、思っている以上に大変で厳しい世界です・・・美容師を始めたのはいいけど、「辛い、辞めたい・・」と感じている人は多いはずです。
1,美容師は思っている以上に辛い仕事
美容師はオシャレな人に囲まれて、華やかでカッコ良い仕事。実際仕事を始める前までは、皆同じような気持ちを抱いて就職しますよね?
しかし経験者であれば分かりますが、美容師は思っている以上に大変で辛い仕事です・・・・他の仕事に比べても離職率が非常に高く、入れ替わりが激しい世界です。
「いざ就職してみたら、想像以上に辛くて辞めてしまった・・・」
こんな人も実際に大勢いらっしゃいます。
仕事時間が長い&休みが少ない!
まず美容師の最大のデメリットは、仕事時間が長く休みが少ないこと!新卒で入社してくる人たちは、20代前半の若者です。
普通であれば仕事の後は飲み会や合コン、休みの日は友達や彼女と出かけたい年頃ですよね・・・・
そんな中毎日のように仕事&レッスンを繰り返していると、プライベートを楽しむ事ができず、仕事が嫌になってしまいます。
美容室の休日は基本的に月曜日です。月に1回程度は土曜日や日曜日の休みをもらえるかもしれませんが、やはりちょっと物足りないですよね・・・
アシスタントの時期は帰宅する時間も遅いです。仕事の後にレッスンを数時間行うので、早くても9時、遅いと日を跨ぐ事も。次の日も朝早いので飲みに行く気力はなくなってしまいます。
給料が安すぎる!
美容師のアシスタントはとにかく給料が安いです!私が以前働いていた美容室では、手取りで11万円くらい。月によってはハサミやマネキン(練習用)などを買わされて、7~8万しか貰えない事もありました・・・・
実家暮らしでしたので何とかなりましたが、これが一人暮らしや妻子持ちでしたら、生活していく事も厳しいです。
鬼のように働いてもこれだけしか貰えないので、美容師のアシスタント時代は本当に辛いです。
2,仕事を辞めたいけど続けるべき?
20代の若い美容師の中には、「仕事を辞めたいけど続けるべきか・・・?」という悩みを抱えている人が非常に多いです。
毎日辛い思いをしていても、やはり辞めると今までの努力が無駄になる気がするし、辞めた後何をすれば良いのか分からないため迷ってしまいます。
私も以前同じような悩みを抱えていたので、痛いほどこの気持ちが分かります。
働いた期間が長ければ長いほど、その分たくさんの努力や培った物があるので辞められなくなりますよね・・・こんな場合はどうするのが正解なのでしょうか?
この場合は、一旦仕事を辞めるべきです。
「仕事を辞めたい」「美容師は辛い」こんな風に感じているときって、他の仕事への憧れや興味を抱いている事がほとんどです。他の仕事を経験してみないと、一生美容師に対して嫌な感情を持ったまま働き続ける事になります。
そんな時は一度辞めて、気持ちをリセットしてみましょう。
辞めることで見えてくるものがある
実際に美容師を辞めて他の職業についてみると、「辞めて良かったのか?」「やはり美容師に戻りたいのか?」これらの答えが見えてきます。
私の場合は辞めて次の仕事にいったことで、美容師への未練は綺麗さっぱり消えました。元々接客も苦手だったし、始めた理由も「カッコ良いから・・」というものだったので、向いていなかったのでしょう・・・
当時の美容師仲間でも同じように美容師を辞めた人は大勢いましたが、再び美容師に戻った人はたくさんいました。
工場やオフィスワークなど違った職業を試してみて、「やっぱり美容師に戻りたい!」と感じた人は再就職しています。
仕事を辞めたからといって戻れない訳ではない
「辞めたいけど続けるべきか・・・?」
こんな風に悩んでいる人は別の職業を試してください。美容師を一度辞めたからといって、今までの経験や技術が「0」になる訳ではありません。
また戻りたかったら戻れば良いだけです。何十年も美容師から離れれば技術も衰えますが、数年であればすぐに勘は取り戻せます。
3,私の美容師時代の友人のその後
私が美容師として働いていた時は、テレビドラマなどの影響もあり美容師志望の人が非常に多かったです。その中でもたくさんの人が辞めて言ったし、その後どうなったか分からない人ばかりです。
しかし同期で入った、私を含めて3人はどうなったのかよく分かっています。
まずは私のその後
高卒で美容師のアシスタントとして入社しました。入社後すぐに低月収や友達と遊べない事を理由に、「仕事を辞めたい」と感じるようになりました。
割と早い段階で仕事に見切りを付けて工場職へ転職。今では自分で起業して仕事をしていますが、あの時辞めて正解だったと強く感じています。
女性アシスタントHさんのその後
私の美容師時代の同期で、女性アシスタント「Hさん」という方もいらっしゃいました。この人も私と同じように美容師で働きだしてからすぐに、「辞めたい」と感じていました。
理由もほとんど私と同じ。しかし辞める一歩が踏み出せず、私が辞めた後も同じ職場でずっと働き続けました。
その後は話していないので分かりませんが、美容室のホームページを見る限り、アシスタントからカットのできる美容師にはなってました。しかし特別昇進している感じもなく、顔写真は笑顔が少なく疲れているようにも見えました。
男性アシスタントIさんのその後
同期には男性アシスタントの「Iさん」もいました。彼は美容師に対して私よりも強い思いがあり、レッスンも他の人たち以上に頑張っていました。
しかし私が辞めてから程なくして、Iさんも美容師を辞めました。この方は連絡を取っていたので後に理由を聞きましたが、「疲れたから一旦美容師から離れたくなった・・・」との事。
実際に1年か2年程度別の仕事(多分、外仕事)に転職して、その後、依然働いていた美容室に戻りました。今ではその美容室の店長となっています。
一番ダメなのは無理して続けること
3人を見てみて、辞めたからといって出世できなくなる訳ではありません。他の職業で活躍したり、再び美容師に戻って活躍する事だってできます。
何よりもダメなのは、辛いと感じながらも無理して続けることです。そんな時は考え方を変えて前向きに頑張るか、一度美容師から離れてみるのも悪くないと思います。
4,別の職業を始めてみよう
美容師から別の職業に転職する場合は、できれば正反対の業種がオススメ。「販売業」「接客業」「サービス業」などは美容師とあまり変わりません。
美容師の仕事で不満に感じている事を解消してくれるような職業を選びましょう!
例えば「土日休みで友達や彼女と目一杯遊びたい!」こんな風に思っているなら、土日休みの会社員を選ぶべき。「高い給料で好きな物を買いたい!」こんな風に考えているなら、給料の高い仕事を探すべき。
こういった仕事に就いてみることで、美容師と比較する事ができます。
私の場合は工場に転職しました
私は美容師のアシスタントを辞めた後は、工場の仕事に転職しました。私が美容師時代に不満に感じていた事は2つです。
2、友達と遊べない
ちょうど友達から工場の仕事の面接を進められており、受けてみたら受かったのでそのまま入社しました。
最初は次の仕事を見つけるまでの繋ぎ程度に考えていたのですが、いざ働いてみると楽だし給料は高い!さらに時間もたくさんあるので快適に感じました。
あの時転職しておいて本当に良かったと感じています。
転職していなければ外の世界を見る事無く、ずっと「美容師を辞めたい・・・」と考えながら仕事を続けていたと思います。
5,オススメ転職エージェント
リクルートエージェント(転職エージェント)
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも規模が大きく求人数が多いことで有名です。10万件以上の求人を抱えており、大企業の就職先も豊富に揃えられています。
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転職エージェントなので、担当のエージェントのサポートを受ける事ができます。いい転職先があればすぐにでも転職を考えたいのであれば、リクルートエージェントに相談してみるのがオススメです。
6,まとめ
以上です。美容師のアシスタント時代は、辛いし大変な事がいっぱいあります。「仕事を辞めたい・・」こんな風に感じた場合は、無理して続けるのではなく、一旦別の職業を試してみても良いと思います。
一度美容師から離れることで、本当に自分が美容師を続けたいのか、改めて考える機会ができますからね。「辞めたい、辞めたい」と毎日考えながら続けても、美容師としての進歩はありません。
美容師の仕事を続けるべきか悩んでいる人は、今回の記事を参考にして将来を考えてみてくださいね。