仕事が辛くてどうしようもない時は、誰かに相談して解決するのが一番です。「友人」「家族」「同僚」と、人によって相談相手は違いますが、仕事を辞めたい時は誰に相談するのが一番いいのでしょうか?公共の相談窓口なども併せてご紹介するので、参考にしてください。
状況に合わせて相談先を決める
「職場での人間関係に悩まされている。」
「上司からのパワハラが辛いので、今すぐ仕事を辞めたい・・」
「不当な会社を訴えたい!」
このように、会社での悩みは人それぞれです。すぐに仕事を辞めたいと感じている人もいれば、今の職場で改善したいと考える人もいらっしゃいます。
職場での悩みによって、相談相手や相談窓口も変わってきます。まずは自分の悩みが、誰に相談するべきか考えてみましょう。
友人・家族・職場の同僚など身近な人
職場でのちょっとした悩みであったり、とりあえず話を聞いてほしい場合は、「家族」「友人」「職場の同僚」といった、身近で信頼をおける人に相談してみましょう。
自分の性格を理解した上で適切なアドバイスをくれたり、一緒に解決策を考えてくれるので、非常に参考になります。
特に職場に親しい同僚がいると、会社内の事情も分かった上で相談に乗ってくれます。同じ悩みを抱えている可能性もありますし、職場の同僚は何かと頼りになります。
・人間関係で悩んでいる
・転職した方がいいのか考えている
・仕事でミスが多く困っている
ちょっとした悩みや、話を聞いてほしいレベルの時は身近な人に頼りましょう。身内だけでの話しで収まるので、大事になる心配がありません。
職場の上司・人事部など
もう一歩踏み込んだ悩みであれば、「人事部」や「会社の上司」への相談を考えてみましょう。人事部や会社の上司に相談するということは、先ほどの身近な人に相談するよりは大事になる可能性があります。
とはいっても会社内での相談になりますので、「法律」なども関与せず、会社側はできるだけ穏便に解決しようと考えてくれるはずです。
・人間関係を改善して欲しい!
・パワハラ上司をどうにかしてほしい!
・サービス残業ばかり困る・・
職場での悩みを「解決したい!」「改善したい!」という場合であれば、社内の上司や人事部に相談する必要があります。
内容によっては自分の評価を落とす可能性もありますので、相談する時は慎重に行いましょう。身近な人に相談するのに比べて、ハードルは高くなります。
外部の相談窓口
「弁護士」「厚生労働省」「NPO法人」「法テラス」「法務省」といった、会社外の人に相談する方法もあります。外部の相談窓口を使うと、具体的な解決策を考えたり、法的な処置を取る場合もあります。
会社側と対立する可能性もありますので、問題はかなり大事になります。それなりに長期戦になるし、精神的にも疲弊することは頭に入れておきましょう。
・これまでのサービス残業分を取り返したい!
・パワハラ上司に仕返ししたい!
・不当解雇への訴え。
会社側に相談しにくいことや、会社側が相談に取り合ってくれない小さな悩みでも、外部の機関を使用する事は可能です。
続いては、労働に関する悩みや、法的な話を聞くのにオススメの相談窓口をご紹介しますので、是非参考にして下さい。
全国職業相談センター
全国職業相談センターでは、職場や仕事での悩みを中立な立場から聞いてくれます。各公的支援機関や専門家と連携しながら対応してくれるので、専門的なアドバイスを貰う事も可能。
相談は無料で行っており、「メール」「電話」「面談」と自分の好きな相談方法が取れます。
・ブラック企業の相談
・会社を辞めれない相談
・給料に関する相談
・上司のパワハラ
・独立したい
全国職業相談センターでは、仕事に関する相談は何でも乗ってもらえます。「転職」「仕事の悩み」「開業方法」といった、様々なサポートを行ってもらえるので、どんな悩みも解決できます。
NPO法人労働相談センター
NPO法人労働相談センターは、電話、メール、面談などで相談が出来る労働相談窓口です。
弁護士、医師、社会保険労務士、行政書士といった専門家の協力もありますので、強いサポートが期待できます。
相談はすべて無料で行え、退職、有給休、労災、退職金、社会保険、いじめ、パワハラといった、仕事に関する悩みは何でも相談することが可能です。
専門のスタッフが対応してくれますが、必要であれば労働相談センターを通して「弁護士」にも相談が可能です。
労働基準監督署
労働基準監督署は、労働基準法に基づいて事業の監督を行う機関です。「労働契約」「賃金」「労働者保護」「保険」「福祉」等、事業者を監督するのが主な仕事となります。
労働者からの相談を受ければ、会社側に直接連絡を取り解決を探る可能性もあります。事業者の違法行為については厳しく取り締まるので、上記のような問題であれば解決してくれるかもしれません。
労働者の立場に立つというよりは、事業者を取り締まるのが仕事なので、そこは注意して相談しなければいけません。
法テラス
法テラスは法律に関する相談所です。労働だけでなく法律関連であれば、どんなことでも相談する事が可能です。
ただし専門的な話になりますと、弁護士を紹介されます。弁護士を紹介され問題解決をはかれば、当然ですが費用が発生します。
難しい話でなければ、専任のスタッフが無料で相談に乗ってくれるので便利です。
こころの耳
こころの耳は、厚生労働省が般社団法人日本産業カウンセラー協会に委託して作られたサイト。事業者、労働者を問わず仕事での悩みであったり、労働対策などの相談に乗ってくれます。
疲労やストレスチェックなどもサイト上で行えるので、気になる方は試してみましょう。
労働に関する情報がたくさん記載されていますので、相談せずにサイトを見るだけでも為になります。
働く人の悩みホットライン
働く人の悩みホットラインでは、職場の悩みや仕事での将来設計など様々な事を相談できます。電話相談であれば無料で行えます。
総合労働相談コーナー
総合労働相談コーナーは、厚生労働省が運営する労働相談所です。会社からの不当な解雇、賃金の引下げいじめ・嫌がらせ、パワハラなどの労働での問題を対象としています。
会社側が働基準法等の法律に違反していれば、行政指導等の権限を持つ部署から注意することもあります。各都道府県に設置されていますので、地方の方でも利用することが可能。
利用料はすべて無料となっています。
弁護士
法律を使って会社側と争う場合は、弁護士への相談がオススメです。ただし弁護士に相談する場合は、費用が発生します。
「未払いの給料を取り返したい!」「パワハラで訴えたい!」
このように争う姿勢であれば、法律に詳しい弁護士にお願いする必要がありますね。
転職エージェントやハローワークで相談する
転職エージェントやハローワークは、転職に関するサポートを行う機関です。ただ仕事を紹介されるだけではなく、「今の職場でどんな悩みを持っているか?」「自分にはどういった仕事が合うのか?」といった、仕事に対する様々な相談をすることが可能です。
ハローワークも相談は可能なのですが、どうしても平日の面談になるので、仕事を休む必要が出てきます。しかし転職エージェントであれば、電話やメールなどでの相談も可能なので助かりますね。
おすすめ転職エージェント
リクルートエージェント(転職エージェント)
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも規模が大きく求人数が多いことで有名です。10万件以上の求人を抱えており、大企業の就職先も豊富に揃えられています。
リクルートエージェントでは、担当者のサポートを受けられるので、すぐにでも転職を考えている方には是非オススメ。プロのサポートを受けることで、自分に合った就職先や面接応対方法、履歴書の書き方まで細かく教えてもらえます。
求人数も業界トップクラスなので、転職するなら必ず登録しておきたいサイトです。全体の90%が非公開の求人情報なので、他では見つからない求人が探せます。
まとめ
以上です。今回は、「仕事を辞めたい!」「職場で悩みがある」といった方におすすめの、相談相手や相談窓口についてご紹介しました。
小さな悩みであれば、まずは家族や友人、職場の同僚などに相談してみましょう。それでも解決しない場合は、会社の上司や人事部を頼ってみること。
外部の機関に頼るのは、最終手段と考えておきましょう。外部に頼るということは、会社側と対立する恐れもありますし、話が大事になりやすいです。
長期戦になる可能性もありますので、余程の事で無い限りオススメしません。それよりも転職エージェントに相談して、新しい就職先を見つけた方がストレスもなく、心機一転頑張れます。