入社して1ヶ月~3ヶ月しか働いていないのに、「既に仕事を辞めたい!」このように感じる方は実は意外と多いんです。始めて社会に出て仕事を始めると、思い通りに働けなったり、イメージとの違いから仕事が嫌になります。
目次
1,入社1ヶ月~3ヶ月に辞めたい人はたくさんいる!
2,法律的には辞めてOK!
3,周囲の目、会社への心配はしなくても良い
4,辞めた理由をしっかり説明できるようにしておく
5,おすすめ転職エージェント
6,まとめ
1,入社1ヶ月~3ヶ月に辞めたい人はたくさんいる!
新卒から入社して、1ヶ月~3ヶ月の間はたくさんの人が「仕事を辞めたい!」と感じる時期です。理由としては、やはり学生から社会に出て感じる”ギャップ”が一番大きいです。
始めて社会に出ると、分からない事や大変な事だらけです。面倒な人間関係もあるし、忙しさやプレッシャーから、これまで経験した事のないストレスが掛かります。
こういった事が原因となり、仕事へ嫌気が差し辞めたくなってしまいます。
他にも短期で辞めたいと感じる理由には、「人間関係」「仕事内容」「給料」「残業面」などが挙げられます。
2,法律的には辞めてOK!
ちなみに最初に言っておきますが、どれだけ働いた期間が短くても、法律的には仕事はいつ辞めても大丈夫です。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
法律には上記のようなものが存在します。
ただし会社の「就業規則」は辞める前にチェックしておきましょう。就業規則とは会社側が決めた、労働条件や職場の規律を守るルールの事です。
法律上では”2週間前に申告すれば仕事は辞められる”となっていますが、就業規則にはそれと違った条件が記載されている事がほとんどです。
一般的には企業の就業規則では、辞める1ヶ月前に申告することが義務付けられている事が多いです。
法律では2週間前だけど、会社の就業規則では1ヶ月前・・・ちょっと矛盾していますが、これは就業規則を守ったほうが、円満退社できるのでオススメ。
しかし会社側が辞めさせてくれない場合や、ズルズル引き伸ばしてくる場合は、仮に辞めてしまっても「法律的には問題はない」という事になります。
ちなみに私は新卒3ヶ月で辞めました・・
ちなみに私は高卒で就職して、3ヶ月で仕事を辞めた経験があります。私の場合は次の転職でも足かせになる事はなかったし、辞めてから感じたデメリットはほとんどないです。
仕事を辞めた後に転職する職種などによっても変わってきますが、キチンとした「辞めた理由」さえ説明できれば、次の転職時でも問題ないかと思います。
私も新卒3ヶ月で仕事を辞める時は、正直「辞めても大丈夫かな?」「今後の仕事に影響してこないかな??」と心配する面は大きかったです。
しかし辞めてしまうと気持ちが楽になり、その後はやりたい仕事もたくさん経験できました。今となってはあの時仕事を辞めておいて正解だった感じています。
確かに仕事を早い段階で辞める事は、今後の転職にも影響が出そうだし恐いです。しかしそんな事を言っていると、いつまで経っても人生を良くする事ができません。
3,周囲の目、会社への心配はしなくても良い
就職して1ヶ月、3ヶ月と早い段階で仕事を辞めようとすると、必ずと言って良いほど周囲の人には反対されます。例えば一番反対してくるのは、「親」「兄弟」など家族ですね。
家族は自分自身の事を1番考えてくれているので、やはり心配してくれるし、仕事を辞めることを反対してくるでしょう。
仕事を辞めたい気持ちは自分しか分からない・・
家族は心配するからこそ、「もう少し続けた方がいいのではないか・・?」「辞めるのが早くないか・・?」と早期退職する事を反対してきます。
しかし家族といえど、「仕事での辛さ」や「やりがいの無さ」「転職願望」などは分かってくれません。
結局の所、「仕事を辞めたい!」と感じているのは自分自身です。その辛さや気持ちは自分自身しか分かりません。
家族が「辞めない方が良い」と言っているからといって、仕事を続けていくのは馬鹿げていると思いませんか・・?
未成年であればそれでOKですが、成人しているのであれば、自分の道は自分で考えていくべきです!
会社への心配はしなくて良い
入社して1ヶ月~3ヶ月程度であれば、正直会社側からすればまだまだ「戦略外の人材」となります。この段階で、辞めた後の事まで考える必要はないでしょう。
何か特別なスキルや才能、他の人が持っていない資格を保持しているのであれば、会社側に迷惑が掛かるかもしれません。
しかしそうでない普通の新入社員であれば、すぐに次の人が自分のポジションを埋めてくれます。ですので「辞めることで会社側に迷惑が掛かる」という心配はしなくても大丈夫です。
辞める事で分かる事もある
仕事は辞めてみないと、辞めて良かったのか判断する事はできません。いくつもの仕事を経験してみて、「あの仕事を辞めたのは失敗だった・・・」「あの時の仕事は辞めて正解だった・・」などと考えられるようになります。
「何でもかんでも辞めろ」という訳ではありませんが、辞めたくてどうしようもない時は、辞めて他の仕事を経験してみた方が将来的には成長に繋がります。
しかし、「仕事が少し辛いから」「遊びたいから」こんな理由で辞めてしまうと、次の仕事も続きませんのでオススメしません。
無意味な仕事を続ける時間こそリスキー
「仕事は3年は続けるべき」
日本ではこういった考えが正当化されています。私が個人的に思うのは、こんな馬鹿げた考えを鵜呑みにして、嫌な仕事を何年も続ける方がよっぽどリスキーだという事です。
もちろん仕事を続ける事は素晴らしいことですが、嫌々続けたり、鬱状態になるような精神状態で続けるのはよくありません。
周囲の目や社会からの風当たりだけを考えて、仕事を嫌々続けているのであれば、すぐにでも辞めるべきです。毎日嫌々仕事をするほど無意味な事はありません。
それくらいでしたら、その時間を自分が好き・興味がある仕事に向けて、全力で取り組んだ方が有意義だと思いませんか・・?
4,辞めた理由をしっかり説明できるようにしておく
仕事を1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と短期で辞める場合、リスクが全くない訳ではありません。1番ネックとなるのは、次に転職する際に、すぐに仕事を辞めた事が面接官に悪い印象を与えるという所。
面接官からすれば、「就職して1ヶ月で辞めているなら、うちに来てもすぐに辞めてしまうかもしれない・・・」とネガティブな印象を受けてしまいます。
しかしこれは、転職理由をしっかり説明できるようにしておくことで、回避することが出来ます!
早期退職する理由は?
1ヶ月~3ヶ月という短い期間で退職する理由は、人それぞれです。まずは、早期退職でよく聞く理由を挙げてみます。
●上司と合わなかった
●嫌いな同僚がいた
●別でやりたい仕事が見つかった
●会社内でパワハラ・セクハラを受けた
●仕事でやりがいを感じられなかった
●給料が安すぎる
一般的に仕事を辞める理由は、上記のようなものでしょう。しかしこれらの中には、そのまま次の就職時に面接官に伝えて良いものと、伝えてはダメなものが存在します。
もちろん嘘をつくのは良くありませんが、バカ正直に伝えても面接では採用されません。
続いては、”早期退職でも印象を悪くしない転職理由”をいくつかピックアップしてご紹介します。
オススメの転職理由
「私は若いうちからたくさん学び出世したかったのですが、前職では年功序列が大切にされており、なかなか思うように出世できないと感じたため、早期退職を決断しました。」
ポイント⇒仕事で活躍したいけど出来ないという、意欲と矛盾点をアピールする
「前職では残業が多く課せられていました。働く分には問題ないのですが、”残業をしたものだけが上司に好かれて出世する”という、会社の考え方に納得できませんでした。」
ポイント⇒残業自体が嫌なのではなく、仕事を正当に評価されない事を理由にする
「前職ではパソコンのスキルを生かした仕事を行えると考え入社しました。しかし実際にはパソコンを使えず、自分のスキルを生かせないと思い転職を考えました。」
ポイント⇒自分の得意なスキルを最大限に生かしたいけど、生かせない事を理由に!
「私は元々ひどい腰痛持ちです。前職では1日のほとんどを座って仕事を行っており、腰痛が悪化したため、立ち仕事への転職を考えました」
ポイント⇒体の不調のせいで仕方なく転職を行う事を理由にする
「前職では個人の力が重要視されており、社員同士ギスギスしており、コミュニケーションを取る事ができませんでした。社員同士で力を合わせて働けるような職場に憧れて、御社への転職を考えました。」
ポイント⇒社員同士コミュニケーションを取りながら仕事をしたいと伝える
5,おすすめ転職エージェント
もし現在新卒1ヶ月~3ヶ月程度で、「仕事を辞めたい・・」と感じている場合は、まずは転職エージェントへの無料登録を行いましょう。
すぐに仕事を辞めて、また1から新しい仕事を探すのはリスキーだし不安ですよね・・・
転職エージェントであれば、今の仕事を辞めずに、新しい求人のチェックや適性検査など、水面下での転職活動が行えます。
新しい仕事を見つけてから今の仕事を辞めれば、リスクは最小限に抑えられますね。
次は私がオススメする、転職エージェント&転職サイトをご紹介します。
転職エージェントならリクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも規模が大きく求人数が多いことで有名です。10万件以上の求人を抱えており、大企業の就職先も豊富に揃えられています。
サポート体制もしっかりしており、転職するなら必ず登録しておきたいサイトです。全体の90%が非公開の求人情報なので、他では見つからない求人が探せます。登録は無料でできます。
転職エージェントなので、担当のエージェントのサポートを受ける事ができます。いい転職先があればすぐにでも転職を考えたいのであれば、リクルートエージェントに相談してみるのがオススメです。
独自のサービスを提供するDODA(デューダ)
続いてご紹介するサービスはDODA(デューダ)です。DODAはリクルートエージェントに次いで、求人数が多くオススメの転職サービスです。
独自のコンテンツやサービスを用意しており、転職の際には役に立つツールが揃っています。
例えば「人気企業ランキング」「履歴書講座・職務経歴書講座」「応募書類の提出マナー」「面接悩み相談室」などのコンテンツや、「キャリアタイプ診断」「適性年収査定」「職務経歴書の作成サポート」といったツールなど。
無料登録するだけで、こういったサービスを全て使えるようになります。
6,まとめ
以上です。今回は、入社して1ヶ月~3ヶ月で既に仕事を辞めたいと感じた場合に、転職しても大丈夫か?についての回答を記事にしました。
基本的に早く仕事を辞める事で発生するデメリットは、「面接官に悪い印象を与えてしまう可能性がある」という点だけです。
これを回避するためには、仕事を1ヶ月で辞めた理由を明確にしておく事。これはバカ正直に答えるだけではダメです。面接官が納得するような、適切な理由をあらかじめ考えておくことが大切です。
また「遊びたいから」「仕事が面倒になったから」というような理由で仕事を辞めてしまうと、仮に転職をしても何の成長もないままなので、もう少し今の仕事を頑張ってみても良いと思います。